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後悔しない収納スペースの作り方と収納アイデア

2022年11月28日

新築時の参考に!使いやすい収納スペースの作り方と真似したいアイデア

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快適な住まいにするためには、綿密な収納計画が欠かせません。しかし、新築時の収納計画は家づくりの中でも難しいポイントの1つ。そこで今回は、後悔しない収納スペースの作り方および場所別の収納アイデアを紹介していきます。

新築で注文住宅を立てる場合、「収納の使い勝手」がマイホームの住みやすさを左右すると言っても過言ではありません。

 

ただ、初めての家づくりで全く後悔のない収納計画を立てるのは案外難しいもの。実際に暮らし始めてから「収納が足りない」「使いづらい」といった不満が出てくることも珍しくありません。

 

そんな後悔を未然に防ぐために、今回は収納計画を立てる際に意識しておきたいポイントを紹介していきます。場所別の収納アイデアとともに詳しく確認していきましょう。


新築住宅の収納計画を立てる際に意識しておきたい5つのポイント

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マイホームを建てるにあたって「とにかく収納量を増やしたい」と考えている方もいるかもしれませんが、単に広いスペースを確保しただけでは、使いやすい収納とはいえません。実用的な収納にするためには、収納量だけではなく、設置する場所や収納方法にも目を向ける必要があります。

 

具体的に何を意識すべきなのか、本項では収納計画を立てる際に押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

 

①新居に持ち込む荷物の量を把握する

②あらかじめ収納場所を決めておく

③生活動線上に収納を配置する

④「床面積」ではなく「壁面積」を重視する

⑤収納スペースの内部も設計する

 

上から順に詳しく見ていきましょう。

①新居に持ち込む荷物の量を把握する

間取りの設計に入る前に、まずは新居へ持ち込む荷物の量を把握しておきましょう。家具や家電といった大きな家財道具から衣類や書籍、生活雑貨、食器、おもちゃといった細々としたものまで、現在の住まいから持っていくものを細かくリストアップできるとベストです。また、引っ越しに際して買い替えるものや買い足すものがある場合は、それらも忘れずに書き出しておきましょう。

②あらかじめ収納場所を決めておく

新居へ持ち込む荷物を洗い出せたら、それぞれの収納場所を決めていきます。収納したい荷物の量によって必要な広さが変わってくるため、玄関に収納するもの、リビングに収納するもの、キッチンに収納するものなど、あらかじめ「何を」「どこに」収納したいのかを明確にしておきましょう。

③生活動線上に収納を配置する

収納を配置するうえで何よりも重要なことは、生活動線を意識することです。どれだけ収納が充実していても、必要なところに必要な収納がなければ使い勝手が悪くなってしまうため、間取りを設計する際は、普段の暮らしをイメージしながら、生活動線上に適切な収納を配置するようにしましょう。

④「床面積」ではなく「壁面積」を重視する

奥行きのある収納は多くの荷物を収納できる一方で、奥の荷物を取り出しにくいというデメリットがあります。そのため、収納スペースを考える際は「床面積」ではなく「壁面積」を重視し、出し入れのしやすさを意識して設計するようにしましょう。

 

なお、収納スペースの広さには、少し余裕を持たせるのがおすすめです。荷物の量を少なく見積もりすぎてしまうと、後々スペースが足りなくなってしまう可能性があるため、将来荷物が増えることも想定して、現時点で必要な広さプラスαのスペースを確保しておくとよいでしょう。

⑤収納スペースの内部も設計する

収納スペースを確保したら、内部の設計も考えておきましょう。たとえば、収納棚を設置したり、ハンガーパイプを取り付けたり、コンセントを配置したり。実際に収納したいものを具体的にイメージしながら、空間を最大限に有効活用できるようにデザインしてみてください。

 

なお、内部の設計を考える際は、各収納物のサイズも考慮しなければなりません。無計画に設計してしまうと「収納予定だったものがサイズオーバーで入らなかった...」なんてことにもなりかねないため、サイズの決まっているものは事前に計測しておきましょう。

マイホームに取り入れたい!場所別のおすすめ収納アイデア

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ここからは、おすすめの収納アイデアを場所別に紹介していきます。ぜひ家づくりの参考にしてみてください。

玄関

玄関といえば、靴をしまうためのシューズボックスを設置するのが一般的ですが、近年では、靴のほかに傘やベビーカー、アウトドアグッズ、自転車など、さまざまなものを収納できるよう、玄関横に土足で入れる収納スペース「シューズクローク」を設置するケースも増えています。アウターやかばん、ハンカチ、マスクなど、外で使うアイテムもまとめて収納しておけば、外出時や帰宅時の動線も短くすることができますよ。

廊下・階段

普段は通路として使用している廊下や階段も、工夫次第では立派な収納として活用することができます。たとえば、廊下の壁を壁面収納にしたり、階段の蹴込部分を引き出しにしたり、階段下のデッドスペースに納戸を設けたり。見せる収納にしてインテリアの一部として楽しむのもおすすめです。

リビング

家族みんなが過ごすリビングは、どうしても荷物が増えてしまいがち。収納が少ないとすぐに散らかってしまうため、デッドスペースをうまく活用しながら、収納スペースを増やしてみましょう。たとえば、テレビ周りに収納棚を設けて壁一面を壁面収納にしたり、リビングの一角に小上がりを設けて段差部分に引き出しを作ったり、対面キッチンのダイニング側を収納棚にしたり。床面積を取りすぎてしまうと部屋が狭くなってしまうため、床に物を置かないような設計を意識してみてください。

キッチン

食材や家電、調理器具、食器など、数多くのアイテムを利用するキッチンは、収納次第で家事効率がグンとアップします。収納が少ないと物が溢れて使い勝手が悪くなってしまうため、シンク下収納や食器棚などを充実させ、常にすっきり整理されている状態をキープできるようにしておきましょう。

 

また、スペースに余裕がある場合は、パントリーを設けるのもおすすめです。パントリーがあれば、食料品および日用品のストックや災害用の非常食などをたっぷり保管できますし、まとめて保管することで在庫も確認しやすくなりますよ。

洗面所

小物が多い洗面所も雑然としがちな場所の1つ。各アイテムの収納場所が決められていないと瞬く間に散らかってしまうため、あらかじめ大きめの収納棚を設置しておき、かご・バスケットや収納ボックスなどのアイテムを活用しながら、細かく整理できるようにしておきましょう。

 

また、洗面所周りのアイデアとしては、近くに家事室を設けるのも1つの手です。たとえば、浴室・洗面所と家事室、バルコニーをつなげておけば、洗濯を回してからアイロンを当てるまでの一連の作業を1か所で済ませられるようになるため、洗濯動線を短く効率化することができますよ。

トイレ

一般的にトイレの収納は、大きく分けて以下の3タイプが考えられます。

 

①天井近くに取り付ける「天袋収納」

②部屋の角に取り付ける「コーナー収納」

③オーダーメイドの収納棚を設置した「造作収納」

 

場所があまり取れない場合は、省スペースで設置できる①もしくは②を設置するケースが多いです。ただ、①は高い位置に取り付けることから若干出し入れがしづらく、②は収納量があまり確保できないため注意が必要です。スペースが取れて費用に余裕がある場合は、③の手段で背面または側面に収納棚を取り付けて収納量を確保できるようにしてみてはいかがでしょうか。

寝室

多くの寝室には奥行き45~60cm程度のクローゼットが設置されていますが、洋服が多い場合はこれをウォークインクローゼットにしてもよいかもしれません。一般的に、ウォークインクローゼットの広さは2~4畳が目安といわれており、衣類を収納できるスペースのほか、人が歩けるスペースも確保されているため、収納量を増やせるだけではなく、その場で身支度も整えられるようになります。衣類に加え、旅行かばんやスーツケースなどの大型アイテムも保管しやすくなるため、家全体の収納力アップにもつながるでしょう。

 

また、家族の寝室が分かれている場合は、家族の衣類をまとめて収納できるファミリークローゼットを設置して、各部屋からアクセスできるようにしてもおもしろいですね。

ライフスタイルに沿った収納計画で住みやすい家づくりを

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今回は、基本的な収納計画の立て方と場所別のおすすめ収納アイデアを紹介してきました。ただ、本記事で触れた内容はあくまでも一例であり、最適な収納の形は家族のライフスタイルによって変わってきます。そのため、実際に収納計画を立てる際は、自分たちが理想とする暮らし方をイメージしながら、それを叶えられるような間取りを考えてみてください。

 

なお、弊社では、千葉県匝瑳市を拠点に新築注文住宅や各種リフォーム工事などを承っております。1969年(昭和44年)の創業以来、50年以上にわたり培ってきた技術とノウハウを活かし、お客様1人ひとりに最適な収納計画をご提案させていただきますので、マイホームの購入をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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